消費者金融で20万円借りた時の返済プラン~利用可能額による金利差にも注目~

2018年以降、銀行カードローンでは契約日当日の融資が不可能になっている中、消費者金融では即日融資対応を継続して急ぎの資金ニーズに応えています。大手消費者金融3社(アコム・プロミス・アイフル)で20万円を借りた場合の月々の返済額や完済までの期間と、35日ごと返済のメリット・デメリットについて解説します。

賢く、計画的に消費者金融を活用しましょう。

長い期間利用すると増額しやすくなる消費者金融

アコムでは契約極度額で最低返済額が決まる~契約極度額30万円以下では返済負担が大きいケースも~

アコムでは、最後に借り入れた時の借入残高に所定の割合を掛けた金額が毎月の最低返済額です。具体的には次の3パターンですが、千円未満の端数は切り上げて千円単位での返済となります。契約極度額(利用可能額)100万円超の場合は、適用される金利によって所定の割合が4段階で変化します。

契約極度額 所定の割合30万円以下 借入残高の4.2%30万円超100万円以下の場合 借入残高の3.0%100万円超の場合 借入残高の1.5%・2.0%・2.5%・3.0%したがって20万円借りた場合の最低返済額は、契約極度額が30万円以下の場合は9,000円(20万円×4.2%)、30万円超100万円以下の場合は6,000円(20万円×3.0%)です。

続いて、金利年18.0%で20万円を借りた際の返済回数と期間、発生する利息の合計額についてもチェックしておきましょう。

契約時に指定した日に毎月1回支払うプランを選んだ場合、毎月9,000円ずつの返済では返済回数が28回(2年4か月)、期間中の利息合計額は45,093円です。

一方、毎月6,000円ずつの返済では返済回数が47回(3年11か月)、期間中の利息合計額は79,313円です。

また、35日ごとに返済するプランを選んだ場合、毎月9,000円ずつの返済では返済回数が29回(最大1,015日=約2年9か月)、期間中の利息合計額は54,432円です。(関連情報 > NoLoan > キャッシング

一方、毎月6,000円ずつの返済では返済回数が51回(最大1,785日=約4年11か月)、期間中の利息合計額は100,256円です。アコムで20万円を借りる際、契約極度額を30万円以下に設定して早期返済を目指す方法と、契約極度額を31万円以上に設定してゆとりをもって返済する方法を選べることがわかります。

ただし、返済期間が長くなるほど利息額が大きくなる点には注意が必要です。

プロミスでは最新の借入残高で最低返済額が決まる~35日ごと返済プランの設定はない~

プロミスでは、利用限度額にかかわらず最後に借り入れた時(最新)の借入残高に所定の割合を掛けた金額が毎月の最低返済額です。千円未満の端数は切り上げて計算し、割合は次の3パターンとなります。最新の借入残高 所定の割合

30万円以下 借入残高の3.61%

30万円超100万円以下の場合 借入残高の2.53%

100万円超の場合 借入残高の1.99%

したがって20万円借りた場合の最低返済額は、8,000円(20万円×3.61%)です。

また、金利年17.8%で20万円を借りた際の返済回数は32回(2年8か月)、期間中の利息合計額は51,743円となります。プロミスでは、毎月の返済期日を5日・15日・25日・末日の4パターンから選択できますが、口座振替による返済で三井住友銀行またはジャパンネット銀行以外の金融機関を選択した場合は、返済期日は毎月5日となる点に留意が必要です。

アイフルでは返済プランによって最低返済額が異なる~約定日制を選べば毎月の返済が少なめ~

アイフルでは、最新の借入残高によって最低返済額が決まりますが、35日ごとに返済するプラン(サイクル制)と毎月1回返済するプラン(約定日制)とでは返済額が最大で4千円異なります。具体的な最低返済額は次の通りです。

最新の借入残高 サイクル制の返済額 約定日制の返済額

10万円以下 5,000円 4,000円

10万円超20万円以下 9,000円 8,000円

20万円超40万円以下 13,000円 11,000円

40万円超50万円以下 15,000円 13,000円

50万円超60万円以下 18,000円 16,000円

60万円超70万円以下 21,000円 18,000円

70万円超80万円以下 24,000円 21,000円

80万円超90万円以下 27,000円 23,000円

90万円超100万円以下 30,000円 26,000円

最新の借入残高が100万円超の場合は、サイクル制・約定日制いずれも残高が10万円増えるごとに返済額が1,000円ずつ加算されます。金利年18.0%で20万円を借りた際の返済回数と期間、発生する利息の合計額についてもチェックしておきましょう。

サイクル制を選んだ場合は1回あたりの返済額が9,000円、返済回数は29回(最大1,015日=約2年9か月)で、期間中の利息合計額は54,432円です。一方、約定日制を選んだ場合は1回あたりの返済額が8,000円、返済回数は32回(2年8か月)、期間中の利息合計額は52,524円です。

したがって、アイフルでは支払回数と利息発生額について返済方法による差が小さいといえます。

35日ごと返済プランを選ぶメリット~最終返済日の5週間後が次の返済日~

アコムやアイフルなど一部の消費者金融で採用されている、35日ごとの返済プランを選ぶ2つのメリットを知っておきましょう。1つ目は、最終返済日から35日以内であれば自分の好きなタイミングで返済できることです。

毎月1回返済するプランでは、返済日よりおおむね2週間以上早く返済した場合は当月の返済ではなく、増額返済として取り扱われます。そのため、最低返済額を入金したにもかかわらず延滞扱いとなってしまい、低金利ローンへの借り換えや携帯電話の割賦契約に支障をきたす場合があります。

しかし、35日ごとの返済プランでは最低返済額を入金している限り、このような問題を回避できます。2つ目は、給料から返済しない月を作り出すことが可能な点です。毎月15日が給料日の人を例に考えると、3月13日に返済すると次の返済日は4月17日ですが、4月15日に給料が出た後に次の返済を行えば3月分の給料からは返済する必要はありません。

出費がかさむ時期には活用したい技です。

消費者金融の利益率は?業界の現状は?

融資希望額の設定は必要最小限に~契約後に利用可能額の減額も可能~

同じ20万円を借りる場合でも、利用可能額によっては適用金利が異なるケースが考えられます。利息制限法によって、元本の額が10万円以上100万円未満では年18.0%、100万円以上では年15.0%と上限金利が決められているからです。

金融業者では限度額いっぱいまでお金を借りることを前提に金利を設定するため、利用可能額の希望を高めに出すことで低金利のメリットを受けることが可能です。一方、必要以上のお金を借りてしまったり他のローン契約で不利になってしまったりするデメリットも伴うため、必要最小限の利用可能額に設定しておくことが借りすぎを防ぐためには大切です。

返済の進み具合に応じて利用可能額を減らす相談も可能です。

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